「 優雅に水面に浮かぶ水鳥だが、水面下では必死に水を掻いている。 」だなんて、な、
偉そうなオッサンはよく 見えざる努力が必要 との たとえ話 にそれを用いるのだけれど、
あのね、若い人たちよ、そんな話を真に受けて聞く必要なんか無いんだぜ・・・。


呑気に水に浮かんでいる時の水鳥の脚は、ダラ〜ンとしているよ。
必要に応じて、その都度水を掻く位よ。
だってアイツらは、ただの鳥だ。
見えざる努力が必要 だなんて たとえ話 に用いるのは、相当な無理がある。


偉そうなオッサンほど、努力の足りないヤツばかりだ。
おう、五十路になった僕は、それを断言する。
真に受ける必要なんてこれっぽっちも無いし、それよりも、なあ、
自身がオッサンになった時に若い人たちへそんな事を言うようにならないように心しな。


真に受ける必要は無い、
けれど、
真に受けたフリをしな。
上手に生きなさいよ。


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若い人たちよ、


ブラック企業という言葉だけが一人歩きしちまって、
なんだかそれがたいへんな事態になっているような気がしなくなくもなくない。
かもしれなくもない。


絶対に死んじゃダメよ、
でもね、辞めるのもダメよ、会社。
上手に生きなさいよ。


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最小限の努力で、最大限のお給料を貰いなさいよ。
会社は、そのためにある。


人件費は、コストじゃないんだ。


みんなで仲良く最大限の人件費を分け合うために、
創業者は会社をこしらえたのだよ本当は。


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僕なんかアナタ、
今日も心はダラ〜ンとしていますよ。


たとえ24時間働いたってな、過労死しないタイプの男ですよ。


心をダラ〜ンとさせていると、疲れないんだよね。


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若い人に説教を垂れるオッサンにだけはなりたくねえな・・・。