「 なんだまだ生きているのか、とっとと死んでくれよ。 」


ああ、文字にするだけでも腹の立つ言葉だな。


こんな言葉を部下である若い女性に対して言ったとして、
もしもその相手が本当に自死してしまったとしたらどうよ?
僕だったらその後、一生苦しみ続けると思う・・・。
地獄の業火の中で苦しみながら生きると思う・・・。


もちろん、たとえ目の前に1億円積まれたとしてもな、
僕は絶対にそんな言葉は口にしないけれどな・・・。


残念ながらこの事件の場合、
その言葉を口にした上司はさほど苦しんではいないのだそうだ。
今週、法人としてのその会社に判決が下される。


判決が下されても、その女性が生き返る事はない。


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電通が広告代理店だとは知らなかった僕だ。
なんかこう、電気の通信ケーブルか何かを扱う設備系の大手の会社だと思っていた。


広告に携わる人間なら、なあ、
言葉の重みや恐さを十分に知っていただろうにと思うと残念だ。


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言葉は、
人を死に追いやる事もある。
人を死から救う事だってある。


心して優しい言葉を選び、使いたいものだ。