ものすごい雨だ。
だが、投票へ行く。
雨が降ろうが槍が降ろうが僕は投票へ行く。


このトウヒョウ砂漠の、ト〜ヒョ〜特許々可局へ、な。


そうだよ、
そうそう、
たとえ入れた候補者が落選したとしてもだな、
アナタのその一票も、
僕のこの一票も、
死に票 になんてならないんだよ。


え?
なになに?
入れた候補者が当選しなかったらせっかく入れた一票は 死に票 じゃないか、って?


違うんだよ、
その考え方は違うんだよ・・・。


僕らの選挙区には、3人の候補者がいる。
結果、
1位で当選した人が得た票の数は、107,686票だった。
10万7千の人が、その候補に入れた。


一方、
2位で落選した人が得た票の数は、57,741票で、
3位で落選した人が得た票の数は、50,439票だった。
57,741+50,439=108,180
僕の計算が正しければ、
応援している人よりも応援していない人の方が多い。


1位で当選した人は、だな、
そのマイナス108,180という数字を背負って議員になるんだ。
この負の数字は、
議員を誠実にさせる。
議員を謙虚にさせる。
それだけの力を持った数字なんだよ・・・。


って事ですよ。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


民主主義。
それは民衆主義と見つけたり。