結局のところホークス日本一で日本シリーズは終わった。
だが、
第7戦まで見たかったな〜っと本当に感じる素晴らしいシリーズだったな、今年は。


もしも下剋上が成ると、
ペナントレースの意味が無くなっちゃうんじゃないのか?って言う人もいるのだけれど、
システム上のルールに則って行われているのだから致し方あるまいでしょうが。
ただ、なあ、
10ゲーム以上の差があった場合はだな、
クライマックスシリーズであと1勝分のアドバンテージ与えて良いかもって意見に僕は賛成のはんたい。
これでイイのだ。


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息子と二人で家で晩御飯を食べながらテレビで日本シリーズを観戦出来るシアワセがあった。
ああ、野球だけではなく、いろんな話をした。
僕はお酒が飲めないし、息子は家では飲まないから晩酌ではないけれど、
どちらかが飲んでいたら喧嘩になっちゃうような話もあった。
小さい頃の小さな話も息子はよく覚えているのだな・・・。


「 東京ドーム(後楽園)で実の父親に置き去りにされたコドモは、
  一茂(長嶋)さんかオレぐらいだ。 」


って、おいおい、それを覚えているのか?息子よ。
アレは9回裏に6点をひっくり返されて、父ちゃんは茫然と帰途に着き、
水道橋駅の改札口でオマエを忘れている事に気付いた。


「 目が覚めたら父さんがいなかった。 」


オマエは貰ったポップコーンを握りしめて、ドームのお姉さんと一緒に待っていた。
帰りの電車の中でオマエは一言も喋らず、
東久留米駅まで車で迎えに来てくれていた母さんの顔を見て号泣した。


「 オレは、小学校1年生だったんだぞ、泣くでしょうが、普通! 」


申し訳ない、マジで申し訳ない。
コレは間違いなく一生言われ続ける事だろうなと思う・・・。


父ちゃんのヤキトリ、楽しみにしていた最後の一本なのだが、
食べてもいいぞ・・・。
ゴメンな・・・。


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息子は将来、
息子の息子とプロ野球を観に行ったとしても、
その息子を置き去りにするような父親にはならないだろう。
だからめでたしめでたしだ・・・。


ただ、
「 父さんは昔、爺ちゃんに球場に置き去りにされた。 」って、
そんな話を自分の息子(僕の孫)にするだろうけれどな・・・。


それでもイイのだ。


もう思い出なのだから、昨日までの事は全部。