D大とのゲームに勝ち、秋季リーグ戦終了との由。
息子は車で一度帰宅しお風呂に入り、そして打ち上げへと向かった。
帰って来る時のイイ顔は、勝っても負けても同じだ。
本当にコイツには、野球があって良かったなと思うオヤジだ。


元高校球児の医学生なんて、よっぽどの変わり種かと思いきや さにあらず、
140キロを投げる左腕もいれば、木のバットで軽々柵越えをする強打者もいる。
結構熱いリーグだ。


学生野球の真の目的は仲間を得る事だろ?


幾つもの幾つものゲームを通じて得る仲間は一生の財産だ。
チームメートにも対戦相手の中にも凄いヤツや素晴らしいヤツがいる。
そんな仲間とこれから先の人生を共に歩むのだと考えると、
若い時代に野球に費やす時間は無駄でなんかあるものか・・・。


カキーン!の感動を分かち合える仲間は多い方がイイ。


な〜んて事をオヤジは考える。


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オフの間は草野球を楽しむらしいよ。
学童野球時代の仲間と楽しむチームだったり、
高校の野球部の仲間と楽しむチームだったり、
年がら年中な、まだ息子が野球小僧である事がただただオヤジは嬉しい。


夢の中に時々出てくる息子は小学校低学年で、
ブカブカのユニホーム姿なので笑っちゃうのだけれど、
君は大人になっても野球をずっと続けているよと言ってあげられる現在がある。


僕は、日本一シアワセな野球のオヤジだよ。


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草っ原では今もきっと、
日本中でたくさんの親子がキャッチボールをしているだろう。


そんな親子の誰もがシアワセでありますようにと僕は願ってやまない。