清瀬ポニーの式典会場にて、
親友シマさん(同い年)に久しぶりに会った。
親友と言いつつ実際に会うのが本当に久しぶりなのは、なあ、
やっぱり僕の人付き合いの悪さが起因しているのだろうな、
本当に申し訳ない事だ。


会った途端に、
クンクンとお互いに匂いを嗅ぎ合う僕らは、
横から見ていたカミさんに言わせるとお散歩中のワンちゃんみたいだけれど、
クンクン、クンクン、お互い加齢臭は無い事を確認してオッケー牧場だ。
やっぱり我が親友は清潔な男なりけり。
それが嬉しかった。


シマさんは現在、孫(双子ちゃん)たちからジイジと呼ばれているのだそうだ。
すご〜く羨ましかった。
考えてごらんなさいよ、
ちっちゃいのが二つ並んでだな、
そんでもってこちらに「 ジイジ 」なんて手を振ってくれたりしたらだな、
僕だったらアナタ、イチコロですよ、可愛い過ぎて・・・。
それがものすご〜く羨ましかった・・・。
これからは僕もシマさんをジイジと呼ぶ事にする。


シマさんは、すごくシアワセそうだった。
そんな顔を見ると僕もシアワセだ。
親友のシアワセは自分のシアワセなのだ。
これでイイのだ。


二つ産まれたのだから一つ頂戴なと言った自分を反省する。
双子ちゃんは、なあ、
二つ並べて育てるからオモシロ可愛いのだ。
イイなイイな、羨ましいな・・・。
ジイジ・・・。


これからも清潔でいようよ、ジイジ。


人生、いろんなシアワセがある。


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他にも多くの懐かしいポニーの親父たちに会った。
クンクン、クンクン、
握手をしながら僕は匂いを嗅いだのだけれど、
大丈夫だよ、オッケ〜牧場です。
加齢臭漂う親父率はゼロだった。


さすがは清瀬ポニーの元親父たちだ。
清潔ですよ、清潔、全員が清潔。
清潔と言う名の純白のケツ。
透き通った純真なケツ。
それがケツ論。


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会場を後にして、車に戻った時、
僕は慣れぬスーツのズボンのチャックが全開である事に気付いた。


3時間もの間、
誰も僕にそれを教えてくれなかったのは何故だ?


まあいいや、
おめでたい席なので。