先日、
浅草橋の公園の公衆トイレで小用を足していた時、
僕の後ろを通ろうとしたオジサンにぶつかられたんだよ、背中をドンッて。
ああああっ!
ジョビジョバの軌道がズレてだな、ズボンと靴に掛かっちゃったぞ!


なにしろ狭いんだよ。
狭くて細い公衆トイレなりけり。
オジサン(たぶん還暦手前)は奥にある個室から出て来て、
その個室は和式なのでおそらく足が疲れていておぼつかなくて、
それで小用を足している最中の太ったオジサン(僕)にぶつかってしまったのでしょうな。


「 申し訳ありませんっ! 」って、
そのオジサンは僕にひたすら謝るのよ、
まさしく平身低頭の見事な謝りっぷりだったんだよ。
元々怒る気はゼロだったけれど、なあ、
ここまで完璧な謝罪をされちゃうと逆にこちらは恐縮しちゃう・・・。


ハンカチを差し出すオジサンに、
いいです と僕は応えたイーデス・ハンソン
1・もう全て用事は済んだ帰途である事。
2・電車だったらズボンの前が濡れていて恥ずかしいけれど車なので大丈夫。
その上記2点が僕をイーデス・ハンソンにさせたのである。


汚いけれど汚くはない(かもよ)。
コレは自分の体内から出た水分なのだもの。
にんげんだもの


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何かがあった時には謝る事が大切。


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今日、
家でお昼ご飯を食べている時に観たテレビのワイドショーでは、
小室哲哉さんが謝っていた。
こちらを真っ直ぐに見ながら、なあ、
「 ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。 」って言った。


えええっ!って僕は思った。
僕は小室哲哉さんから迷惑を掛けられてはいないぞ・・・。


どうして小室哲哉さんは世間に謝っているのだろう?
って、ね、
よ〜く考えたのだけれど僕には分からなかった。


週刊誌の報道ってさ、行き過ぎじゃねえか?


週刊誌の記者は大学を出ている人たちだろうよ。
せっかく大学を卒業しているのに、なあ、
やっている仕事がコレじゃ親に申し訳ないと思わんのか?
親に謝れ!
って、高卒職人の僕は思う。


にんげんだもの
世の中の役に立つ仕事をしなくちゃ。


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先日ビショ濡れになったズボンと靴は洗い、
そして乾いた・・・。