僕が車でコンビニの駐車場へ入った時、
ちょうど出ようとして動き始めた銀色のゴルフあり。
見ると、ゴルフの屋根にはハンドバッグが乗っている。
たぶん、買い物を終えて、
屋根の上にバッグを置いてガサゴソやって車に乗り込み、
そのまま走り出してしまったのに相違ない・・・。


もしも〜し!
僕は軽くクラクションを鳴らして窓を開けてゴルフの屋根を指さした。
ハンドバッグが屋根にありますよ〜!って。


ゴルフの運転席にはゴルファーではなくオバサンが乗っていたのだが、
彼女はすぐに気付き停車をして降りてバッグを手に持ち、
僕の方まで来てひたすら御礼を述べたのであった。
「 ご親切にありがとうございます! 」ってな。


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だがな、よ〜く考えてみますと、だな、
僕が駐車場に入って来たために、なあ、
彼女は急いで出発しようとしてくれたのかもしれないぞ・・・。
だとすると、
彼女もまた親切な人なのではあるまいか?


社会は親切で出来ている、
のかもよ。


いずれにせよめでたしめでたしであった。


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それにしてもそそっかしい人はいるものだ。


実在する寅さんである僕が言うのも恐縮ですが、
彼女は実写版サザエさんだったのかもしれない・・・。


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咄嗟に人に呼び掛ける時、
もしも〜し!って言っちゃうね。
って事に気付いた一日・・・。