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「 誰か一人が権力を掌握して、
周りの役人たちがその権力者の ご意向 に沿って動く。
いいかい?これが 独裁 って事なんだよ。 」
なるほどと僕は思う。
僕たちはどうやら、知らず知らずのうちに、
独裁国家に住んでいる 民 になってしまっていたのだな。
外回り仕事の帰途の夕刻、国会議事堂前に来てみた。
たくさんの人々が声を上げ始めている。
ひとりひとりの声は小さいのだけれど、
その声が集まり大きな うねり となっていた。
僕の声もまた小さいのだけれど、
大きな うねり の中の確かな一つでありたいと願った。
願いながら祈りながら声を合わせた。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
この うねり はどこまで大きくなるだろう。
って事だ。