トヨタの、ヴォクシーのテレビコマーシャルだよ。
若い、
それこそ僕らの子供たちのような年代の父親と、
小さな男の子が出ている父子シリーズのヤツさ。
その若い父親のセリフがこんな五十路のオジサンの胸にも突き刺さる・・・。


「 オレは、オマエの未来なんだ。 」


同世代の、親父の仲間の皆さんよ、
息子を育て終えた親父の仲間の皆さんよ、
アイツは今、かつてのアナタのように生きているかい?


アイツは、アナタの過去の姿なんだ。


アナタは、恰好良い親父だったんだ。
ああ、胸を張っていい。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


五十路、六十路、七十路・・・、
くたばるまであがき続けて、
でも大切なモノだけは見失わないで生きれば、なあ、
それだけで十分に恰好良いんじゃないだろうか・・・。


五十路、六十路、七十路・・・、
今もなお、
アナタはアイツの未来なのだから、な。


爺さんになってもな、
恰好良い親父でいなければ申し訳ないって事よ、息子に。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


息子よ、本当に申し訳ないのだけれど、
まだまだオレは、あがき続けて生き抜くつもりだ。
オレは、オマエの未来だ。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


親父と書いてオヤジと読む。
もしかするとそれは、スゴイ事なんじゃないかと思う。


まさにこの瞬間、
日本中のどこかにきっと、
オギャ〜と産まれたばかりの赤ちゃん息子を抱き上げる若い親父はいるだろう。


格好良く生きておくれ。