首都高速を走行中、
そろそろアサヒビールのウンチが見える頃だな〜って思い、
お日様に照らされてキラキラしているあのウンチは綺麗だぞ、
な〜んて気分おふざけモードでいたところ、
ふいに、ラジオから尾崎豊の歌が流れてきた・・・。


瞬時に胸が詰まり、鼻の奥がツンとする。
イカイカン、泣けてしまうぞ・・・。
慌てて僕は、ラジオのスイッチをオフにした・・・。


OZAKIが逝き、27年・・・、
僕は彼の倍の年齢になってしまったのであった。
けれどOZAKIの歌は今もなお僕の胸ぐらを掴み、
そして激しく揺さぶり続ける・・・。


オジサンの生き方を考える。
オジサンとしての生き方を考えて考えて考え続ける。
「 鉄を喰え、飢えた狼よ、死んでも豚には喰いつくな。 」
豚に喰いつくどころか、
豚そのものになっていないだろうか?


なあ、同世代のオジサンの仲間のアナタよ、
アナタの心にもまだ、尾崎豊の歌に泣いてしまう瞬間が残っているかい?
ああ、それならば大丈夫だよ、
五十路の牙じゃ鉄は噛み砕けないけれど、僕らはたぶん大丈夫だ。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


勇壮なスカイツリーの麓に、
アサヒビールの黄金のウンチが堂々と横たわっている。
なんだかとても痛快だ。


今日もまた、がんばろう・・・。
尾崎豊の倍、純粋な心の馬鹿になって生きてみよう・・・。