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狼のマスクを被った5匹(?)組のバンドがあり、
息子がそのバンドのファンクラブに長く入っていて、
いつも車の中で大音量で聴いているので、自然と僕も何曲か覚えたのであった。
息子もまた、ロックが好きだ。
中学1年生の時に僕がモンゴル800のCDをプレゼントして以来のロック好きだ。
残念ながら狼バンドの名前は長い横文字なので50代の僕には覚えられない。
五十路の頭脳で記憶出来る横文字バンド名は、ARBで精一杯だもんな。
その他は横文字じゃなくカタカナ表記で覚えるのだよ父ちゃんは。
フライアゲインという曲が狼バンドにあり、元気の出るイイ曲で、
息子は現在、打席に向かう際のテーマ曲にしているそうだ。
元気が出る曲ってえのは、そうさ、ロックの王道だ・・・。
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フライアゲイン・・・。
英語の歌詞なのだけれど、僕なりに訳してみて、そして泣いた。
50代の、ズタボロに一度なったオヤジの魂をこそ、揺さぶる歌詞なのだ。
~ 誠実に向き合うほど、人生は残酷だ
けれど落ちていく中で 大切なものを見つける
最後に笑うヤツは誰なのかを見せつけてやれ
もう一度飛ぼう、もう一度飛ぼう ~
僕は今、もう一度飛ぼうとしているところ。
この先の余生を飛ぼうとしているところ。
僕の人生にとってもこの曲は、テーマ曲となりそうだ・・・。
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ロックは、イイ。
混沌とする世で、唯一無二の信じるに足るものだ。
今日もオヤジは髪を上げて一日を始める。
胸を張り、背筋を伸ばして、
人の目を真っ直ぐに見ながら話せる一日にしようと思う。
もう一度飛ぼう、
もう一度飛ぼう、
その言葉を胸に深く刻み込みながら。