がんばれ!小山ドラゴンズ

高校球児たちは現在、学校の試験期間中で、な、
普段とは全く違う時間帯に家にいたりする・・・。


「ドラ(小山ドラゴンズの愛称)のユニホームを干してある家がある。
すごく小さなユニホームなんだけれど背番号は6だよ。
オレは自転車を漕ぎながらそのユニホームを見て、すごくうれしくなった。
がんばれ!って思った・・・。」と、ハヤトは言った・・・。


うんうん、
僕も、そのお宅のドラのユニホームなら知ってる・・・。
我が家から、ほんの数十メートルの所にある新しい家だ・・・。
きっと、小山小に通っている小さな男の子がいて、
その子は今、小山ドラゴンズで野球を習っているのだろうな・・・。


僕も、犬のタロウを肩に担ぎ散歩をしている時、
その背番号6にはいつもエールを贈っている・・・。
どんな男の子が野球をがんばっているんだろ?って想像しながらね・・・。


がんばれがんばれ!
地域の、小さな小さな野球小僧たち・・・。


野球って楽しいんだ。


時々、大変だったりするのだけれど、
野球って楽しいんだ。


がんばれがんばれ!
野球で、たくさんのたくさんのトモダチを作っておくれ・・・。
僕んちの近所の、
小さな小さな背番号6!
フレー!フレー!
小山ドラゴンズ!


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「オ父サン、僕、野球ヲ習イタイノ・・・。」
小学校1年生だった息子を僕は今も心の中で抱きしめていて、
だから、ね、
ずっとずっと、
僕は、野球をがんばる子供たちの味方でいようと思う・・・。


とうとう、じゃない・・・、
いよいよ、でもない・・・、


野球少年を持つ親父として、
最後の最後の場面に僕はいるのだ・・・。