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夜、かなり遅い時間に酔った弟から電話があった。
会社の駐車場にいて、代行が来るのを待っていると言う・・・。
「 どうしよう・・・、この状況が3か月続いたら会社が潰れる・・・。 」
弟は現在、中規模企業の経営側にいて、より事態は切実だ・・・。
泰然と構えろ、大丈夫だと僕が言うと、
「 50を過ぎてもオレは困ると兄貴の声が聞きたくなる、ゴメンね。 」と、泣いた。
イザとなったらこの僕の小商いを一緒にやろう・・・。
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伝わるか?
弟の会社だけじゃねえぜ、数か月でこの国の経済はボロボロになる・・・。
この期に及んで国民の命や暮らしに想いを馳せられないのなら、
オマエたちは国家の癌だ・・・。
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国民一人当たりに一律10万円の現金給付?
おいおい、給付じゃねえぜ、税の返却と言え!
1回だけで済むとは思うなよ、このヤロめ、このヤロめ・・・。
この一律10万円の税の返却を最低でも半年だ。
そして即時に消費税の撤廃だ!
そうしないと国民全員がリンダ困っちゃうでしょうが!
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麻生と財務省局長以上が国家の敵?
否、
あくまでも敵はコロナウイルスであって、
その敵によって国家の真の病巣が暴かれたと理解するべきだ・・・。
病巣なら取り除け・・・。
荻上チキさんはラジオで、
「 この状況を戦時下にたとえるのはおかしい。 」と仰っていたが、
僕は、それは違うと思った・・・。
コロナ禍に人類が勝てるとは限らないんだぜ・・・。
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僕は本棚の奥から、埃まみれのマルクス・エンゲルスの本を引っ張り出した。
若い頃の僕が、赤いボールペンで幾つものラインを引いている本だ・・・。
現在のような状況を生き抜くための攻略本だ・・・。