ドリーム

hayatonooyaji2005-10-30

眠っているハヤトの布団を掛け直す。
どんな夢を見ているのかな。いつも僕は思う。


今朝は集合時間が早いんだね。きちんと起きなきゃダメだぞ・・・。
青葉杯の試合。初めて対戦するチーム。「東村山ドリーム」・・・・・。
ドリーム・・・、いい名前だね。
そうだよ、野球が大好きな子供たちにとって、一番大切な宝物の名前だ。「夢」、ドリーム。
どんな野球小僧たちと会えるかな?とっても楽しみだ。


ハヤト!父さんと母さんは応援に行くからな!皆で野球を楽しむ姿を今日も見せてくれ!


秋水園球場はすごい盛り上がりだった。
「東村山ドリーム」は、熱いチームだった。応援するお父さんたちの数の多さに驚いた。
僕はI君のお父さんと並んで観戦していたのだが、ドリームのお父さんたちの熱気に圧倒された。
うーむ。僕とI君のお父さんは、ね、ほとんど甲子園球場のロッテファン状態だった・・・。キビシーッ!
でもね、僕はうれしかった。どこのチームでも同じだ。親心ってヤツは!感激!!


ハヤトが打席に向かう。僕は心の中で呼びかける。
いいか?野球の神様に一礼をするんだ・・・。
そして相手投手に最大限の敬意を払うんだ。
君と同じ様に、あの子も野球が大好きで、たくさん練習をしてマウンドに立っているんだ。
全力で投げて来るだろう。だから君も全力で打つんだ!
あの子も君に敬意を払ってくれるだろう。
それが本当の勝負だ。野球の素晴らしさなんだ。


がんばれ!みんながんばれ!両チームの子供たち!がんばれ!