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未明まで降り続いた雨も上がり、
秋の朝の風は穏やか・・・。
水曜日に、また後輩のQ太郎に付き合ってもらい、20球を投げたのだけれど、どうよ?
身体は軽く、いい感じ・・・。
僕は44歳で、ブランクは13年もある。
でも、こうして改めて鍛え、しっかりと準備すれば、ね、
まだまだ投げられるんだって事を証明したい・・・。
柄にもなく格好いい言葉を言わせてもらえるのなら、
今の僕は、そんな気持ち・・・。
まだまだ出来る。
まだまだ走れる。
なあ、人生ってさ、何だ?
たぶん、僕の人生だって折り返し地点を過ぎているだろう?
なあ、人生ってさ、何だ?
僕は、この先、どこまで行けるのだろうか?
な〜んちゃって、な、
そんなつまらん考えなど吹き飛ぶ・・・。
歩き、走り、
そして球を投げていると、本当にスッキリとする・・・。
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野球の好きな小さな子供たちや、
高校球児として奮闘する息子たちと向き合う。
真剣に彼らと対峙する。
その時に恥ずかしくない自分でいたい。
歩き、走り、投げよう・・・。
子供たちのカキーン!が僕は好きだ。
だが、決して評論家にはなるまい・・・。
僕自身もまたカキーン!な者として、
子供たちの側にありたい・・・。
秋の朝の風の中を歩きながら、
僕は深呼吸をする。
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今日も、ね、
息子たちの野球を観に行く・・・。
僕も、
野球人の端くれとして。
がんばれ!って言いながら、ね。