春、母校がセンバツに出場する。
LINEによると、同級生Fくんの三男坊がそこにいるのだそうだ。
その話を息子にすると、
「 おおっ、スゴイなあ、応援し甲斐があるね。 」と、嬉しそうな顔で笑った。


これから息子は球児たちに勉強を教えるアルバイトに行くのだが、
この嬉しそうな笑顔を見ると、とても良いカタチで球児たちと向き合えるのではないかと僕は思う。


冬、
日本中のあらゆるグラウンドで、球児たちは頑張っている。
良い春が来ますように、最高の夏が来ますように・・・。


冬、
そして今、多くの受験生が試練に立ち向かっている。
その全ての人たちにも良い春が来ますように・・・。


Fくんの三男坊よ、カキーン!だ!
がんばれがんばれ、誇り高く君らしく。
たくさんの人が君を応援しているよ。


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それにしても、な、
「 アイツの息子が数学を教えるのか! 」って、な、
間違いなく僕の同級生は思うはずだ。


ああ、僕は高校時代、
数学の期末試験でマイナス2点を取った男だ。
0点じゃないんだぜ、マイナス2点だぜ。
数学的に有り得ない点数だろ?
本当は3点だったのだけれど、解答用紙に先生の似顔絵を書いたところ、
その似顔絵に大きなバツが上書きされ、横にマイナス5と書かれていた。
3−5=−2ってワケだ。
実は、実話なんだぞ、コレ。


そんな僕の息子が三角関数とか解いているのだからな、
将来、三角関係で悩む事がないかと心配。


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人生、なんとかなるものだ。