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床屋さんへ行く時間が無い・・・。
ロン毛になったらどうしよう・・・。
ロン毛になったら旅をしてみよう・・・。
ロン毛になったら恋をしよう・・・。
な〜んて考えている時間があるなら床屋さんへ行くべきだろうな・・・。
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鏡に映る自分の顔があまりにも汚いので、
とりあえず磐梯山、髭を剃った・・・。
何年ぶりかに頬やアゴはツルリンとしたが、
髭が無いとインパクトに欠ける顔だな僕は・・・。
う〜ん、マンダム。
小ザッパリとは したぞ・・・。
顔が小ザッパリとした分、
なんだか余計に伸びきった髪の毛がオカシク目立っちゃうな・・・。
わっはっは、
ドイツ軍のヘルメットみたいな髪型だ・・・。
この髪型じゃ恋は無理だろ〜な。
まあいいや、許そう。
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この髪型で吉祥寺へ出掛けるのは恥ずかしかったけれど、
仕事なので致し方あるまいよ。
作家のシモダカゲキさんをお見かけした。
息子さんが市議選に立候補したらしく、ハンドマイクを肩から提げて喋りながら歩いていらした。
その髪の毛はレインボ〜であり、
タスキを掛けた候補者本人である息子さんよりも目立っていた・・・。
格好良いな、シモダカゲキさん・・・。
自分だけのスタイルを貫ける生き方は素晴らしいぞ・・・。
僕は、自分の髪型が恥ずかしくなくなった。
僕は僕なりに吉祥寺に溶け込んでいるのではないかと思ったからだ。
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な〜んて考えている時間があるなら床屋さんへ行くべきだろうな・・・。