空気を水にたとえると、まるで熱湯のようです。
僕なんかはホレホレ、ただジッとしているだけで汗まみれです。
なんだかな〜、身体が表面から溶けているんじゃないかと思える程の汗グッショリです。
塩分&水分と、愛 の補給が必要不可欠です。


寒いのも嫌だけど、暑いのも嫌だな〜。
四季が無くなってさ、二季になっちゃったんだよな、最近。
ガンガン冷房で部屋を冷やさなくっちゃ干乾びてしまうぞ・・・。


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ご近所のお宅で、外壁塗装工事が始まるらしい。
朝からこの暑さの中、足場屋さんが足場を組んでいる。
日焼けした若い人が4人で作業をしているのだけれど、
心からスゴイな〜って思うよ・・・。
僕なんかがもしも炎天下でこんな作業をしたら、間違いなく10分位でミイラになっちゃうぞ、
若さってのはスゴイな・・・。
塩分&水分の補給をしながら作業を続けてほしい・・・。


冷房の効いた部屋で仕事をしながら言うのは申し訳ないけれど、
身体を気遣いなさいよと願う・・・。


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僕は、左官屋さんになりたかった。
子供の頃、盛んに左官屋さんに憧れていた。
目が斜視なのでそれは叶わなかったのだが、
今でも憧れは続いている。


左官屋さんになっていたら、僕は今頃どうだろう?
こんな炎天下でも僕は、きっと笑いながら楽しく働いていると思うよ。
そう言いきれる自信がある。


仕事ってね、就いた仕事は全てが天職。
本来、そんなものであったはず。
現代では、職人と呼ばれる業種だけになってしまったけれど、
縁あって就いた仕事はそれが天職。


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石の上にも3年?
わっはっは、甘いな、甘っちょろいな、
僕は今、石の上に32年目だ・・・。


同世代の職人と呼ばれている人には解ってもらえると思うのだが、
天職と決めて腹を据えて働いていると、
目には見えないその仕事の神様みたいのが現れて、不思議と良い方向へと導いてくれる。
振り返るとそんな出来事の繰り返しで今日に至る。


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足場を組み立てていたのは若い人ばかりであったが、
実際にペンキを塗る作業をするのは僕と同世代の職人たちであった。
その姿にホッとして、励まされた・・・。


業種は違えど職人・・・。
お互い身体に気をつけて頑張ろう、残りの人生をずっと・・・。


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ポチっと、な。
エアコンのリモコンで室温をまた1度下げちゃう。


室内で働く職人になって良かったな〜、僕は。


外で働く職人の仲間よ、申し訳ありませんな。