もう梅雨は明けているんじゃないかと思う。
紫陽花がカリフラワー色のまま干乾び始めているよ。
まったくな〜、カタツムリたちがかわいそうでしょうが・・・。


炎天下の中、仕事のために僕は吉祥寺へ。
もうね、車の冷房を最強にしたまま走る。
骨がキシキシ軋むほど車内をキンキンに冷やしちゃう。
それ位でちょうどいいのだから太った50代のオジサンって嫌ね。


気温36度ですよ、
ほぼ体温に近い気温ですよ、
車を降りた途端に汗がグッショリではなくブシュ〜ッと噴出する。
僕はタオルを首に巻いた・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


日陰を選んで歩いているのだけれど、
汗がアナタ、次から次へと出続けて眩暈すらする。


塩分だ、塩分を摂らなきゃ・・・。
僕は自分の二の腕の汗を舐めてみた・・・。


おお、塩だよ、汗は塩味・・・。
こうして塩分を再び体内に摂り入れるのはオジサンならでは。


え?
汚いって?
何を言う、自分の身体から出て来た塩なんだよ、
考えてみればこんなにも安全な塩は他にあるまい・・・。


ペロペロ、ペロペロ・・・。
首にタオルを巻いてだな、
自分の二の腕をペロッと舐めている51歳のオジサンは、
やっぱり現在日本中で僕を含めて756人はいると思うよ・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


取り引き先のある雑居ビルのエレベーターに乗る。


エレベーターの中には僕と、若いOLさん2名の合わせて3名・・・。


OLさんたちはそれぞれバッグからペットボトルを出して、
ゴクリゴクリと水分補給をしていた・・・。
うんうん、うんうん、良い事だ・・・。


しかし、
綺麗な女の人がペットボトルを口に運ぶ表情ってイイね・・・。
バナナを食べる綺麗な女の人の横顔ぐらいイイんじゃないかとオジサンは思う。


自動販売機を見つけたら僕もポカリを買おう・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


寒いのも苦手だが、暑いのも苦手な僕だ。


首に巻いたタオルがびっしょりだ・・・。