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仕事で吉祥寺へ。
朝は寒かったけれど日中はポカポカ陽気の一日だった。
歩行者の一人として信号待ちをしていた時、
ドライバーは、(たぶん)五十路のオジサンであった。
ああ、こんなお天気の日は気持ち良いだろうな~、
イイなイイな、うらやまCな~ って僕は思って見ていたのだが、
一緒に信号待ちをしていた若い女性たちのグループは、
「 キャ~ハハ、ハゲがオープンカーに乗ってる! 」と笑った。
もしも僕が学校の先生で、もしも彼女たちが生徒だったとしたら叱るだろうなと想像した。
「 帽子とか被ればイイのに~。 」と言う女子もいた。
たしかにそれは言えるかもしれないが、それは個々の自由でしょうがとも思った。
BMWをビーエムと呼ぶ世代と、ベンベと呼ぶ世代の感覚のズレなのかもしれない・・・。
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他者からどう見られるかではない。
自分の心がどう自分自身をカッチョロク思えるのか、
それが一番大事なのだと僕は考える葦である。
若い女性たちの眼差しが羨望ではなく嘲笑であったとしても、
自分がカッチョロイと思える行動をただ五十路オジサンは続ければイイのだ。
己を信じるとは、そんな事なのだ・・・、
・・・かもよ。
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ショーウィンドウに映る僕はリーゼントよ。
もしかすると件の女子たちは心の中で、
「 キャ~ハハ、オッサンのくせにリーゼント! 」って笑っているのかもしれない。
だがまあいいや、許そう、
何があっても許せちゃうところが五十路オジサンの器の大きさよ。
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五十オジサンの仲間たちよ・・・、
自分の心がカッチョロイと思える行動をとり続けるしかない・・・。