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「 オレたちの人生はシアワセだったね。 」って、

幼馴染みの親友Oくんの言葉がたまらなく良かった・・・。

大工さんとしてのOくんの仕事っぷりは見事なものだった。

あの傷んだ床がその部分だけ再び新築そっくりさんになったんだよ・・・。

工事の素人の僕から見れば、大工Oくんの技術は神業そのものなのだ・・・。

職人って、イイだろう？

そうだよそれぞれの道で神業を身に付けた者たちの事を職人と呼ぶのだよ。

そうさな、ONE PIECE にたとえると、

Oくんは「 家づくりの実 」を食べた者なのだな。

僕もまた「 宝飾の実 」を食べた者なのだと言われなければなるまい。

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現在、大学進学率は50%を超えたと聞く。

イイよなぁ・・・って、僕なんかは思う。

僕らの頃のそれは、おそらく30%位だったのではないか？

現在の高校生たちの心に想いを馳せる・・・。

大学へ行ける恵まれた環境にある人は親に感謝してそこを目指せば良いし、

様々な事情で進学を諦めなければならない人は、だな、

決して自分の将来を悲観する必要は全く無いと このオジサンは今、言えるのだよ。

「 何かの実 」を食べて、職人として生きる道がある。

50歳を越えて、「 オレたちの人生はシアワセだったね。 」と旧友と語れる。

こんな僕らのような生き方だってあるんだぜ・・・。

え？

高卒で職人だとモテない・・・ってか？

な～にを言う、You、なんちゃって。

Oくんも僕もな、カミさんは美人だぞ・・・。

女性は、なあ、仕事に打ち込む男の背中に惚れる・・・、

かもよ。

まあ若い人たちはそれぞれの道でガンバレ・・・。

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さてと今日も仕事に励もう・・・。