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ちょびっと、な、
自分自身の生命保険の件で保険会社の営業の偉い人(?)と会う。
もう子供たちは成人したのだし、そんなに高い保険金は要らないでしょうが。
とか、いろいろな話をした。
どうやら僕のまだまだ高額過ぎる保険を解約してもらいたくないようだ・・・。
その偉いオジサンは、
きちんとしたスーツ姿で、頭頂部薄き白髪の、だな、
それはそれは貫禄ある好漢だったのよ・・・。
僕よりおそらく5歳位上だろうと思っていたのさ・・・。
一方僕は、ジーパンにブーツに黒のMA-1姿なりよ・・・。
五十路ツッパリデビューだからリーゼントもバッチリさ・・・。
話の途中で、
ふと、生まれ年を訊いてみたのだが、
な、なんと、な、同学年である事が判明した・・・。
しかもオジサンは同学年の中のいわゆる早生まれの、
昭和42年2月生まれの未(ひつじ)さんだったのであるよ・・・。
僕の生命保険の話だからさ、オジサンは僕の生年月日を知っていた。
タメ年だって事を予め言ってくれりゃ~良かったのに~、だ・・・。
♪ もしもしタメよ、タメさんよ、
上下の学年と較べて僕らほど、
人数少ない年はない、だったら仲良くしませうよ ♪
以後、様々なぶっちゃけ話が出来て嬉しかった。
同学年の人と話すのは楽しいものなりけりよ・・・。
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昭和41年の丙午(ひのえうま)メインの学年ですよ。
上下の学年と較べて人数がものすご~く少ないので希少。
しかも、なぜだか女子がメチャクチャ強くて恐かったものだからな、
オジサン同士で出会うとすぐに打ち解けられるのだよう、男子は。
あっと言う間にダチになる。
友達と書いてダチと読むんだよ・・・。
その薄い頭頂部を、なあ、
頭皮マッサージしてあげたいと心から思った。
肩を組んで保険会社のビルのエレベーターに乗った。
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丙午ヒヒヒ~ンのオジサンたちよ、
53歳の仲間たちよ、
一日でも長く生きような。