カキーン曜日
金曜日・・・。
わははははっ!金曜日だっ!
野球少年たちがワクワクする日だっ!
準備はいいかい?
アー・ユー・レイディ?(アナタハ女性デスカ?ッテ意味デハアリマセン、準備ハ出来テイマスカ?ッテ意味デース。アイム・ソーリー・ヒゲ・ソーリー・モヒトツオマケニ・アベソーリー)
日頃の鍛錬、発揮しようぜ!ハバ・ナイスデー!
カキーン!ってね、球音を響かせようぜ!
わははははっ!サンキュー・レンキュー・サンレンキュー!
金曜日は、カキーン曜日なり!
毎週マイシューズを履いて、僕ら親子はバッティングセンターへ行く。
月〜木に練習している「金魂」の成果を確認するためだ。
「金魂」は、正面から僕が布製の球を投げるティー練習・・・。
ティータイムではない。毎晩の真剣なる練習だ。
女性の事を、「子供を産む機械」だと言うのならば、
さしずめ僕たち親父は、「球を投げる機械」だと言えるだろう。
だがな、人間は機械ではないんだ。
布製の球だってね、当たると結構痛いんだよ・・・。
タマタマ球がぶつかっちゃって、ピョンピョン跳ねて痛みをこらえた事もある。
痛みに耐えている国民の皆様には悪いのだけれど、僕は痛いのは嫌だ。
だからファウルカップを買う。多い日も安心。
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バッティングセンターは高い。
千円札にサヨナラをする。
1ゲーム二百円。
千円分買うとね、6ゲーム出来るんだ・・・。
コイン販売機に千円札を入れる僕。
吸い込まれていく千円札を引っ張ったりする・・・。
ググッとね、販売機だって負けてはいない。
ものすごい力でお札を吸い込むんだよ・・・。
♪サヨナラは別れの言葉じゃなくて〜
再び逢うまでの遠い約束〜♪
さようなら千円札。また逢おう!
金は天下の廻りものだっ!シー・ユー・アゲイン!
ツァイチェン!(再見)
お元気で!ごきげんよう!
チャリン!チャリン!チャリン!ガチャチャチャ・・・。
コイン6枚の音。
おい!息子よ!
一球一球大切に打ってほしい。
その一球は父ちゃんの汗。
その一球は父ちゃんの涙。
その一球は父ちゃんの血。
高さ調節のボタンを押しながら見送ってるんじゃねぇぞ!
ボタンをピピッと押したらすぐに打席に戻れ!
高かったり低かったりしたらな、バントしろっ!
「わ、分ったよ・・・。」
素直でよろしい。
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今日もね、バッティングセンターは野球少年たちで賑やか・・・。
みんなみんながんばれ!
カキーン!
わははははっ!金曜日はカキーン曜日!
サンキュー・レンキュー・サンレンキュー!
ベイベ!