野球のタイムトラベラー

hayatonooyaji2007-04-26

写真は小学校1年生の時のハヤト。
ちっこくて笑える。
充電式の電池で動いていた頃の貴重な写真だ。
だが、このちっこい男を通じて僕は、あらためて野球の楽しさや素晴らしさを知った。
その話は今日の日記の後半に・・・。


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野球の楽しさや素晴らしさを感じる瞬間なんてね、
そうだよ、いつだってさ、どんな時だってさ、心の在り方ひとつで決まる。
野球は楽しいんだ。
そして素晴らしいスポーツなんだ。


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野球に関する悲しいニュースが巷を騒がせる昨今。
野球の楽しさや素晴らしさをね、初めて感じた元一日に戻って考えてみようよと言いたい。
ぐりっ・ぐりっと時計の針を巻き戻そう・・・。


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病床にあった正岡子規が、最後までもう一度追う事を夢見たボール・・・。
おっとっと、巻き戻し過ぎてしまったようだ・・・。
ちょびっと進めよう・・・。ぐりっ・ぐりっ・・・。


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♪〜テイク ミー アウト トウ ザ ボールゲーム〜♪
古いオルガンの旋律が流れ、シアワセそうな顔をした人々がスタンドを埋め尽くす。
鮮やかな緑の芝生の匂い。
打球音、走る自分、観客たちの歓声・・・。
シューレスジョー(ジョー・ジャクソン)はね、どれだけスタジアムに戻りたかっただろう・・・。


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ぐりっ・ぐりっ・・・。
時計の針を回しながら僕は考える。
ぐりっ・ぐりっ・・・。
僕らの心を魅了し続ける野球について。
ぐりっ・ぐりっ・・・。


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「勝っちゃん・・・。
 勝つ男・・・。
 いい名前です・・・。」
苦労の中で、その兄は弟に野球道具を送り続けた。
兄の手紙を読みながら弟は泣いた。
弟の名前は大杉勝男・・・。
兄は天空の月に逝き、弟は月に向かってホームランを届けた。


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ぐりっ・ぐりっ・・・。
時計の針を回しながら僕は考える。
ぐりっ・ぐりっ・・・。
野球の世界に美しい詩を残した人々について。
ぐりっ・ぐりっ・ぐりっ・ぐりっ・・・。
野球の世界に悲しい詩を残した人々について。
ぐりっ・ぐりっ・・・。
野球の世界に壮大な詩を残した人々について。
ぐりっ・ぐりっ・ぐりっ・ぐりっ・・・。
時計の針を回しながら僕は・・・・・・・・・。


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悲しい野球のニュースが流れている今日。
「特待生問題」に揺れる高校野球・・・。
球児たちの純粋な心が傷付かぬように祈るだけだ。
なにしろ高校野球は、少年時代最後の野球なのだから・・・。


これだけは言える。
野球の神様が見ているよ!ってね・・・。
善き事も、悪しき事も・・・。


野球小僧たちよ。
ひるんではならない・・・。
負けてはならない・・・。