道
小学校4年生の野球小僧がね、国語のテストでスゴイ解答をしたらしい・・・。
問題用紙には、「道」という漢字が書かれていたのだそうだ。
Q、この漢字の部首名を答えなさい。
(写真を参考にしてほしい。赤く書かれた部分の事だ。)
愛すべき我らが野球小僧は、こう答えに書いた・・・。
「ひんにゅう」
もちろん、先生は赤ペンで×をつけたのだが、心なしか×が小刻みに震えているように見えたという。
「ひんにゅう」
息子の答案を見ながらね、彼のお母さんは深く傷つき、がっかりと肩を落としてしまったそうだ・・・。
だが、決して息子を怒ることはしなかった・・・。
たぶん、自分の胸に手を当てて考えたからなのではないだろうか?
そう、胸に手を当てたなら、怒ることなど出来るはずがなかろう・・・。
「ひんにゅう」
まったくなぁ、正解はな、「ひんにょう」だぞ。少年よ・・・。
間違いは誰にだってあるさ。大切なのはね、同じ間違いを繰り返さない事なんだよ・・・。
え?「ひんにょう」でもない?
「しんにゅう」だってか!
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少年たちよ、我らが愛すべき野球少年たちよ。
道は険しいのだ。
学問の道も同じ、とってもとっても険しいのだ。
これでイイのだ。
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いよいよ息子たちの中学校もね、今日からテスト期間に入った・・・。
学生は大変なのだ。
だが、これでイイのだ。
自業自得なのだ。
親父には関係ないのだ。
だから、これでイイのだ。
ハヤトのテスト勉強の邪魔をするのだ。
手段は選ばない僕なのだ。
ヤツにとって僕は、倒さなければならない大きな壁なのだ。
ヤツが欲しがっていたマンガを買って来たのだ。
それを枕元に置いちゃってあるのだ。
黒いサンタクロースなのだ。
これでイイのだ。