カキーン曜日。
久しぶりに久しぶりにバッセンへ行く。
午後10時まで営業をしてくれているのだからね、高校球児たちの味方だぞ、
僕らの街のバッセンは・・・。


夜でもな、結構な賑わい・・・。
賑わいワイワイ野球はシアワセ・・・。


久しぶりに久しぶりに息子の打つ姿を見る。
すごくいいんじゃないかと思う・・・。
高校でもね、素晴らしい指導者に巡り合えたのだと思う・・・。
汗まみれのイイ表情の息子の様子に僕は思う・・・。


カキーン!はずっと、
ずっとずっといつまでもシアワセな音。


いつの日か将来、息子が父親になり、
息子の息子(僕の孫)が野球を始めたとする。
その時に息子は、きっと今の僕の心を知るんじゃないだろうか・・・。


だがきっと息子の事だ、ものすご〜く厳しい父親コーチになるであろうと予想される。


おそらく息子の息子(孫)は言うだろうね、
「ぼく、お父さんじゃイヤだ!
 おじいちゃんの方がやさしい・・・。
 おじいちゃんと一緒に野球をする。」


わっはっは、そうなれば僕の勝ちだ。
僕の思うツボだ。
息子よ、ザマミロさんだ・・・。


僕は、野球じーさんと呼ばれるであろう・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そんな事を考えながら僕は、
息子が打つゲージを離れて、ちっちゃな子が打っているゲージに移動した。


ちっちゃな子が懸命に打つ姿を見ると感激する。


野球ってね、こうしてきっと繋がっていく・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


カキーン!はシアワセ・・・。