22日の休日。
強風による被害を受けた我が家に、僕の弟が救援に駆けつけてくれた。


隣家の庭から我が家の庭に、飛ばされたフェンスを撤去したのは僕ひとりの作業だったが、これをバラし、きれいにまとめて捨てる作業を手伝うために来てくれたのだ。


便利だな、弟。
アゴで使えるぞ、弟。
何でも言うことを聞くぞ、弟。


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だが、弟は身長2メートル弱、体重は3ケタ。


ちっちゃなちっちゃな我が家の庭での作業は、弟の図体がデカくて邪魔で、逆に手間が掛かった・・・。


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とりあえず木をまとめ、紐で縛り、第2グラウンドへ持って行くことにした。


薪として使ってほしくて、ね。


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総監!焚き火用の薪を持ってまいりました!と僕が言うと、


「もう要らないぞ」と、言われてしまった。


そうだよな、
そうだよな、
もう春なんだもんな、焚き火はしないだろうからな。


総監の意見に賛成!
賛成の反対の賛成なのだ。


だが、僕の悲しそうな顔を見た総監は、ね、


「わかったわかった、テントの下に置いておけ・・・。」と言ってくださった。


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おおっ、総監って優し〜。


弟よ、さっさと運べ。
運べの山は天下の剣だぞ!


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しばし弟と僕は、グラウンドの様子を見た。


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みんな練習をがんばっていた。


うれしかった。


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あとは鉄の部分の処理をどうするべきだろうか。


今、それを考え中。