がんばれピーポくん。

週明け月曜日・・・。
仕事の仕入れのために僕は御徒町へ行く・・・。


月曜日の道路は混んでいるので、な、
安全運転安全運転・・・。
なにしろ僕は、ゴージャス金色免許な親父・・・。
次回の更新時には50歳になってしまうのだけれど、
それまでキンキラキン色免許でいよう!って決めたんだもんね。


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そう、この間の免許更新の時のなあ、
味わっちゃった優越感が結構良かったんだよ・・・。


新しい免許証を受け取る時、3列に並ぶんだ。
新規のヒトの列。
並みの免許証のヒトの列。
キンキラキン色免許のヒトの列って。


振り返れば我が人生、
優越感を味わうなんて事は一切無かった・・・。
思えば、生まれて初めて味わう優越感だったんだ・・・。


それ以前の更新も僕はキンキラキン色免許だったんだけど、
列はみ〜んな一緒だったと記憶している・・・。


新規のヒトの列・・・。
並みの免許のヒトの列・・・。
キンキラキン色免許のヒトの列・・・。


きっと、システムが変わったんだろうね・・・。


現代日本に於いて、これほどまでに人間を色で区分する場面は極めて稀。
その様子たるやまるで、差別的であるとさえ言えよう・・・。
差別は人として憎むべきもののひとつなり!


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でも、並みの免許証を受け取る列にいる人々の顔、
にゃんだか悪そうなヤツばっかりだな〜・・・。
自分の顔を棚に上げて言うのも恐縮なんだけんど、
悪そうなヤツばっかりだな〜・・・。
金色免許の列の人ってさ、いかにも善男善女って顔をしていて、
それはそれで可笑しいんだけど、許されるなら永遠にこの列に並ぶ者でありたいよ、僕は・・・。


おい、隣の列に並ぶ悪そうな顔をしたオジサンよ、
アンタ、一体どんな罪を犯しちまったんだい?
たぶん、検問突破だろうな、うんうん、きっとそうだ。
うんうん、いろんな事情があったんだろうけれど、いけねえな・・・。


おおっ、いかんいかん、ヒトを色眼鏡で見てはいかん!
僕は、自分で自分を戒めた・・・。


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しかし、
三途の川を渡る船を待つ時ってさ、
こんな感じなのかもしれないな〜って僕は思ったね・・・。


運転免許試験場のおまわりさんたちをたとえると小鬼さん。
「は〜い、アナタは極楽浄土行きです、こっちの列に並んで下さい。」とか、
「あ、ちょっと書類を見せて見せて下さい、あ〜あ、残念ですがアナタはこっち、まあ、地獄もこの世と似たようなモンです、がんばって下さい。」って、
言ってるような子鬼さんだ・・・。


おっとっと、話が横道にそれてしまいました・・・。


月曜日、ハンドルをニギニギ握る親父の仲間たちよ、
安全運転を心掛けましょう!


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月曜朝の新目白通り
車列を縫うように追い越しながら走る車があった・・・。
フュン!とサイレンを鳴らした白バイがその車を停止させた・・・。
まさしく一瞬の出来事であった・・・。


おめでとう!捕まっちゃったヒト!
アナタは、事故を起こさずに済みました。
おめでとう!

ピーポくんに感謝する事だな。