人間は、たった一人で何も持たず裸で産まれる・・・。
しかも、泣きながら、だ・・・。
あまりにも弱く、あまりにも儚く、何も持たずに裸で産まれる・・・。
僕も、そうだった・・・。
裸で、シナシナのチンチンをぶら下げているから男の子だと解るだけの情けない姿で、
両手を握り締めて目を閉じて泣きながら産まれてきた・・・。


ただ、シアワセだなと僕が感じるのは、
そんな姿が写真として残っていて、
色褪せたそのアルバムの余白の部分に、オフクロが下手な文字で、
「産まれて来てくれてありがとう。」と書いてくれていることだ・・・。


まだ20代前半の、な、
若い両親のトコロにこうやって僕は産まれてしまったワケなのだけれど、
「産まれて来てくれてありがとう。」と言って迎えてくれた事に今でも感謝してる。


わっはっは。
シナシナのチンチンをぶら下げて泣いてる裸の写真だぞ・・・。
これ以上恥ずかしい写真はあるまいて・・・。


でも、そんな姿に、な、
「ありがとう」と言ってくれる人(母)あり・・・。


人生とは、味わうもの・・・。
たくさんのシアワセや、たくさんの悲しみを味わうもの・・・。
たくさんのヨロコビや、たくさんの嘆きを味わうもの・・・。


味わって味わって、
味わい尽くした時に人生が終わればいいの・・・。


君がもしも今、中学生で、
自らの手で自分の人生を閉じようなどと考えているのなら、
どうかどうか考え直して下さい・・・。


君もまた、これ以上は無い恥ずかしい姿で産まれて来ました・・・。
その時、君のお母さんは君に「ありがとう」って言いました・・・。
いいかい?
その「ありがとう」に応えてやろうや・・・。
お願いだからお母さんの「ありがとう」に応えてやってくれ・・・。


死ぬな、死ぬな・・・。
生きろ、生きろ・・・。
どんなに恥ずかしくても、
どんなに格好悪くても、
生きろ、生きろ・・・、
死ぬな、絶対に自殺なんてするな・・・。


大津市の君の、
君がどんな想いで逝ってしまったのかと思うと、
この46歳のオジサンは涙が止まらなくなる・・・。


君が泣きながら産まれて来た日にもきっと、
君のお母さんは君に「ありがとう」って言ったんだよ・・・。


人間の命の重さって、ね、
お母さんがその時に言ってくれた「ありがとう」なんだよね・・・。


頼むよ、お願いだ・・・。
まだ子供の君が自分で死を選ぶなんてやめてね・・・。
君の命の重さは、イコール君のお母さんの「ありがとう」なのだから・・・。


ちなみに、
産まれた時にはシナシナだった僕だが現在はギンギン!
人間としてはダメな僕だがギンギンさ、ザマを見てくれい!
産まれた時にはシナシナだったのだが、どうだ?
僕は僕の「侍」をマグナムと名付けている・・・。
黒光りしていてな、鋼鉄のように硬いんだぜ・・・。
オジサン自慢の逸品さ・・・。


可愛い後輩のQ太郎の「侍」はコルトです。
親友のサップの「侍」はマークスマン・ガバメントです。
オトナなのだけれど銃口にカバーがかけられています。
(いわゆる2アクションです。)
それぞれ特徴があるのですが、やっぱりマグナムが一番です。


わっはっは!
自分のザマを見てやろう。
このザマをあちらこちらで見せてやろう。
そう思いながら僕なんか今日も生きてるぜ!


死ぬな!
生きろ!


君の命は、
君だけのものじゃない・・・。