白いボール

ブラブラになっていた右手が全く動かなくなった・・・。


健康診断の話題と、この右腕の話題を同時進行で記述していたものだから、
いささか分かり辛い状況になっていて恐縮なのだが、
健康診断で訪れた古い古い診療所(医院)も素敵だったし、
その医院とは別の病院の、この右腕の件で出逢った整形外科のお医者さんもすごく良い人で、なあ、
2つの病院のどちらも気に入った僕だ・・・。


加齢に伴う老化の進行により、
これからは医療関係の知り合いが増えるんだろうな・・・。


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「原因はズバリ、この白い丸く見える玉です。」って、
レントゲン写真を見ながら整形外科の先生は説明して下さった。


僕の右肩の骨のちょっと上の辺りに、
なるほどポツリと白い玉が見える。


「体内にあるカルシウムが石灰化して、この部分に固まっているんです。
それが神経を圧迫している事に起因する痛みです。」との由。


その白い玉(断じて白球などと呼ぶまい)に向けて、注射をブスリ!
その注射がアンタ、痛いの痛くないの、注射で叫びそうになったのは子供の頃以来だった・・・。
現在、僕の右肩の辺りでは、
注射によって体内に送り込まれた薬さんたちが、な、
せっせと白い玉を粉砕してくれているところ。


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原因が判明して良かった。
結局僕は、四十肩でも五十肩でもなかった・・・。


先生の説明によると、
この症状を四十肩の急性期と間違える場合が多いとの事。
対処を間違えると長引き、更に悪化させてしまう場合すらあるのだそうだ・・・。


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まだ右腕が回復するまでには至っていないのだけれど、
原因を知り、処置してもらって気持ちが随分と楽になった・・・。


人間とは、本当に弱いものである。