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庭の大きな琵琶の木を切った。
って書くと、大きな庭のあるお屋敷に住んでいるのか?と思われるかもしれないけれど、
違う、違うよ、違うんだ。
大きな庭だったら切らないって。
我が家の小さな小さな小さな庭にな、そびえるように立っていたんだ。
隣接するお宅への御迷惑は相当なものであり、どう考えても切らざるを得ない状況であった。
この十数年、
僕とカミさんで手の届く高さまでの枝は掃っていたのだけれど、
やがて、手の届く高さになんか枝は生えてこなくなって、
どんどんどんどん上へ上へと、木そのものが高くなってしまったのだ・・・。
もはや素人では手の施しようがなく、泣く泣く切る事に家族皆が同意した。
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シルバー人材センター庭木チームのおじいさんたちの仕事ぶりは見事だった。
たくさんの木の話を伺う事が出来た。
「塩を供えてあげてよ。」と言われ、
白い小さなお皿に塩を盛って、僕は手を合わせた・・・。
さようなら、琵琶の木・・・。
子供たちが幼かった頃、初夏には おやつ代わりとして食べた琵琶。
甘くてね、種もそんなに大きくなくて、美味しい琵琶だった・・・。
でも、もう食べられないんだね・・・。
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木があった空間はスカスカになり、
少々「気」の流れが変わった模様。
「木」だけに「気」と関係があるのかも・・・。
良い「気」の流れにしなければと思う・・・。
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ちっちゃな庭に、
よく解らん苗木を植えちゃうのは危ないらしい・・・。
シルバー人材の人生の先輩に教わった。