TVショッピングを終えて

本当に悔しいな・・・。
もっともっとお客さん(視聴者)に伝えたかった事があったんだぜ。
その半分、否、半分以上伝えられなかったな・・・。
悔しいな、口惜しいな、
たとえば高3球児・・・、
その最後の試合で最後の打者になっちゃったヤツと同じ位の悔しさだと思うよ、
ボテボテの内野ゴロを打って1塁ベースへヘッドスライディングして、そのままの姿で硬直して動けなくなるヤツ。
そんなヤツの気持ちが痛いほど解るよ、今の僕は・・・。


僕がもしも幼児だったら、現時点で既に号泣していると思う。
情けねえな、まったく情けねえな・・・。
こうして各駅停車「 小手指行き 」のガラガラの車内で座席に腰掛けて深くうなだれている僕は、
現時点では未だ泣いていないからな、随分とオトナになったものだな・・・。


東久留米駅までカミさんが車で迎えに来てくれる事になっているので、
とりあえずその顔を見てから泣くことにしよう・・・。


練馬駅を通過した時点でカミさんにLINEで駅着時間を伝えて、
そして僕は眠った。


ひばりが丘駅で目が覚めた時、
悔しさが若干薄れている事に気付いた・・・。


泣きたい時には泣かず、眠る事だな、オトナなら。


オトナが泣いたらオカシイもんな・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


「 元気出しなさいよ。 」とカミさんに言われ、
そのままマクドナルドへ行き、遅めの昼食を摂った。


お腹が少々膨らんだ時、
悔しさがまた若干薄らいでいる事に気付いた・・・。


泣きたい時には泣かず、食べる事だな、オトナなら。


オトナが泣いたらオカシイもんな・・・。


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


この悔しさをバネにして、
飛躍しようぞ、ビヨヨヨヨ〜ン!


・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・


午後3時、
完全に立ち直った。