旭が丘にある僕の実家へ新年の挨拶へと行った際、
帰りしなに、息子は、
「 おばあちゃん、餃子とカボチャを持って帰ってもいい? 」と言った。


もうさんざんぱら食べたのだから持って帰らなくてもいいじゃないかと僕は思ったのだが、
オフクロを見ると、
そりゃあアナタ、
喜んじゃって目をウルウルと潤ませて、タッパーに食べ物を詰めて息子に手渡したのであった。


「 うわぁ、ありがとう! 」と息子はオフクロにお礼を述べた。
うわぁ、だぜ、
ありがとう!だぜ、
孫という生き物はお婆ちゃんの心の琴線に触れる何かを持っているのだと僕は感心した。


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お正月・・・。


空気は澄んで晴れており、とても綺麗なお正月だ・・・。


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めでたしめでたしの日を重ねよう。
シアワセシアワセの日を重ねよう。
一日一日を大切に生きながら重ねよう。


息子が生まれた日の写真の中にいる僕の両親は、
現在の僕ら夫婦と幾つも違わない頃の姿だが、
このアッと言う間の23年で、すっかりとお爺さんお婆さんの姿になっているので、
僕らがお爺さんお婆さんの姿になってしまうのもアッと言う間だろうからな。


アッと言う間をしっかりと大切に生きる事って、
おそらくとても難しい事だろうけれど、
だから心して一日一日を大切にしながら重ねよう。


って考えた。


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おせちで満腹になりながらシアワセ。