息子たちがまだ、小学校低学年の野球小僧だった頃さ。
キャッチボールの最中に、お腹が痛くなっちゃったヤツがいて、
「 ワ〜ン、ウンチ出チャウ〜! 」って泣いてるのを抱き担いでな、
校庭の端から体育館のトイレまで猛ダッシュ出来たのだから僕も若かった。
考えてみれば30代前半だったのだな、あの体力は・・・。
現在だったら絶対に無理だと思うよ・・・。


用を足せさせて、
「 は〜い、ゾウさんになって下さい。 」って言いながら、
オシリに付いたウンチを拭いてあげたアイツが大人になっているのだからな、
ましてや既に人の親になっているようなヤツもいるのだからな、
人生の楽しい時間があっという間に過ぎ去ってしまう速さと、
どんな事があっても結局全ては良い思い出になるという摂理に僕は今さら心が震える。
捨てたモンじゃない、
捨てたモンじゃないのよ、人生って。


若いオヤジたちよ、
親になったばかりの若いオヤジたちよ、
一秒一秒を楽しみながら生きなさいよ・・・。


な〜んちゃって、ね。


遊歩道の芝生でキャッチボールをする若いお父さんと小さな男の子の姿を見て思った。
なんてシアワセな光景だろうかと。


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あと少しするとですな、
今度は逆に僕がオシリに付いたウンチを拭いてもらう側になるのでしょうな。


にんげんだもの