■
劣等感?
おいおい、若い人よ、顔を上げろよ。
君が今、劣等感だと思っているソレは、君の思い込みだ。
大丈夫だよ、顔を上げろ。
凄いヤツなんてこの世には存在しない。
ああ、53歳の僕が保証する。
お墨付きを与えちゃうよ、ペタンとな。
君がただソイツを凄いと思い込んでるだけだ。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
僕も30代は劣等感に苛まれて生きていた。
単なる自営業のくせに青年会議所なんかに入っちまったからな。
そりゃあそうよ、アナタ、
勤労しなくても普通に生きてる連中ばかりに見えたんだもん、
一方僕は人一倍働かなきゃ普通には暮らせなかったんだもん、
そのくせヤツらは軽々しく 友情 なんて言葉を使うんだぜ、
その中にいる事が苦痛で堪らなかったぜ・・・。
40歳でその会を卒業して、干支一回りが過ぎて、
現在よ~く考えてみると、一番カッチョロイのは僕だ。
一番シアワセなのも僕だ。
よ~く考えれば、だな、
元々彼らはカッチョロクもシアワセでもなかった。
各々が劣等感を持っていたはずだ。
ただ僕が勝手に凄い連中だと勘違いしていただけなのだ。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
若い人よ、顔を上げな・・・。
カッチョロいもシアワセも、君の心が感じるものだ。
重ねて言う、凄いヤツなど存在しない・・・。
心を鍛えな・・・。
カッチョロクなれよ、君も・・・。