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日々、僕は増長を続けている。
我ながら呆れるほどの増長具合だ。
僕が福山クラスなのではなく、
逆に福山が僕クラスなのではないかとさえ思えるレベルの増長っぷりだ。
それも全て、カミさんのおかげさまだ・・・。
50代オジサンてぇのは、もう成長はしないのだけれど、
増長なら果てしなく続けられるのだ。
それを同世代のオジサンたちに知らしめる事が出来ているのだから、
僕の現在の生き方には意味がある、かもよ。
遠慮は要らないよ、おとなしく生きてきたオジサンの仲間たちよ、
奥さんに褒めてもらってだな、共に果てしなく増長しようぜ。
頭は、下げるためにあるんじゃない。
頭は、知恵を蓄えるためにあるのだ。
下げてばかりいると、容量が小さくなってしまうのだ。
要領が悪い僕が言うのも恐縮ですが、それは事実なのだよ・・・。
増長しよう、そうしよう・・・。
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あまりにも理不尽な、残酷な放火事件があった。
1人の馬鹿タレのために、夢や才能を持っていた33人もの命が奪われた。
この犯人もまた、「 世の中に恨みを持っている者 」なのらしいと聞き、
僕は、腹の底から憤慨をした・・・。
世の中に恨み、な~んて、なあ、男なら多かれ少なかれ誰だって持っているモンよ。
その恨み(?)を晴らすために頑張るのが男の人生でしょうが・・・。
ヨーロッパには、こんな ことわざ がある。
「 世の中に対する最大の復讐は、幸福に生きる事である。 」
苦しむ若い男たちよ、これを心に刻みなさいよ。
誰もが皆、シアワセを味わうためにこの世に生まれた。
だが、世の中は冷たく閉ざされているものだ。
けれどそこで笑ってみな、必死に生きてみな、
小さなシアワセを一日に一つでいいから見つけて味わってみな。
そうして50歳になりゃ、毎日がこんなにもシアワセだ。
世の中が君に対して地団駄を踏むぜ・・・。
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「 ああ、今日も格好良いわよ! 」って、
カミさんが僕に言ってくれるのだよう・・・。
膝枕で耳掃除のついでに耳毛まで切ってくれるのだよう・・・。
コレは、すげぇシアワセな事だ・・・。
これまでずっと僕を苦しめてきた世の中が、僕に嫉妬してやがる。
「 クヤシィ~ッ! 」って小梅太夫のように地団駄踏んでるぞ。
僕は今日も真っ直ぐに生きる。
そして僕は僕の仕事で誰かをシアワセにしてみせる。
カッチョロいロックな53歳。
来年はロック(6×9)54歳。