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黒い革製のズボンを買いに行く。
カッチョロイな~、カッチョロイな~、まさしくロックなズボンだな。
50代でコレ系のズボンが穿けるなんてな、カミさん曰く 福山クラス な男の証明らしいぞ・・・。
足、長いっ!
しかも細いっ!
信じられねえな、だが鏡なのだ、僕の足、否、脚と呼ぶべきだな、
我ながらカッチョロ過ぎるのだよう・・・。
お肉にたとえるならA5ランク和牛、ベンツにたとえるならSクラス、
パワーストーンにたとえるならAAA、それが福山クラスさ・・・。
つまり、僕ら福山クラスの50代オジサンは最高級って事なんじゃないか?
柔らかくジュ~シ~で、堂々たる走りっぷりで、しかもキラキラしているオジサンって事なのだね・・・。
カミさんとお店のお姉さんが僕を褒めちぎってくれるぞ・・・。
痩せて良かったぁ~、本当に良かったぁ~、涙腺がウルウル潤む・・・。
コレ、下さいな!
もうね、高いが致し方あるまい。
消費税が上がる前に高い物は買わなきゃ損々・・・。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
すげえ高かったよ、
もう絶対に太れない・・・。
この体型を維持しないと使い物にならなくなっちゃう・・・。
コレが高い買い物だったか安い買い物だったか、
その答えはこれからの自分の生き方の中にある・・・。
革のズボンは伸び縮みしないんだぜ・・・。
なんてストイックなズボンなのでしょう・・・。
だからロックの人たちは太れないんだろうな・・・。
元が取れないでしょうが、太っちまうと・・・。