■
吉祥寺にて、すごいカッチョロいお爺さんを見掛けた。
お爺さんなんて言ったら失礼にあたるぐらいのレベルの、本当にカッチョロいお爺さんだった・・・。
スラッとガッシリな高身長で白髪の角刈りにサングラス。
晩年の最もカッチョロかった時期の永六輔さんに似ていて、
ラフなジャケットを羽織り、膝下あたりまでの長めの白い半ズボンで、
裸足に革で編んだスタイリッシュなサンダルを履いていて、
肩から大きな黄色と白の縦縞のトートバッグを下げていた。
それがとても似合っていてな、しばし観察させて頂いた。
ああ、僕も20年後にはこんなオシャレが出来るお爺さんになりたいな~って思った。
う~ん、マンダム、
こんなにもカッチョロい人生の先輩がいるのだからオシャレは素敵。
よ~く見て目に焼き付けて、己のセンスを高めるための糧にしよう・・・。
オジサン期以降のカッチョロいファッションを目指すためには、
「スラッとガッシリ」な体型がキーワードかも・・・。
若い人ならホレホレ、「細マッチョ」がカッチョロい体型の筆頭でしょ?
その「細マッチョ」が人生の経験を酸いも甘いも積み重ねて「スラッとガッシリ」に進化するのだろうな・・・。
若い「細マッチョ」たちよ、気を抜くなよ、目指せよ「スラッとガッシリ」を。
って事だな・・・。
しかしカッチョロいお爺さんだった・・・。
久しぶりに僕は、負けた!って感じた・・・。
半ズボンもトートバッグも、僕はまだ正直言うと照れ臭く恥ずかしい・・・。
半ズボンで外出する勇気はまだない・・・。
僕が半ズボンで自宅から出る事が平気だったのは小学校5年生までだ。
ショルダーバッグだって結構気恥ずかしい段階にいるのだ。
だが、いつか、
あのお爺さんのようなスタイルで吉祥寺を歩けるお爺さんに僕もなりたい・・・。
G-3
カッチョロいお爺さんは爺さんではなく、G-3と呼びたい。