カミさんと息子と3人で鰻を食べた。

フンワリ、フワフワでとても美味しかった・・・。

ただ、ものすご~く高いので買う時に躊躇したぜ。

でも、福山レベルのオトコならばドン!と買うものだとカミさんに言われて買った。

それだけに美味しさが身に沁みるのだよ、鰻・・・。

 

もっとゆっくり食えよ、息子よ。

よ~く噛んで味わって食えよ、高かったんだぞ!と息子に注意していると、

「 福山レベルのオヤジはそんな細かい事言わないだろ。 」と返された。

現在、福山レベルという言葉に僕は一番弱い・・・。

 

義父が存命で魚屋さんをしていた頃は、

この時期になると毎日毎日売れ残った鰻ばかり食べさせられて嫌だったのだが、

アレは、とてもとても贅沢な環境だったのだとしみじみ思う・・・。

お義父さんよ、申し訳ありませんでしたと僕は、義父の写真に手を合わせた・・・。

 

ニョロニョロ鰻、ニョロニョロ。

蒲焼蒲焼、バカ美味い。

山椒は小粒でピリリと辛い。

ダメだ、あまりにも美味し過ぎてオヤジギャグが出て来ない。

 

鰻を商う家の場合、奥さんがみんなウナギ顔になるという都市伝説があるが、

まだ幸い存命の義母は丸顔なので、その都市伝説は誤りだ。

 

「 ごちそうさま! 」

「 夫が福山レベルだと鰻が食べられて嬉しい! 」

家族からの感謝の言葉に僕は顔がほころぶ・・・。

 

わっはっは!

言っておくがな、

僕が福山レベルなのではなく、

福山が僕レベルなのだよ 学年は僕が2コ上。

って、カミさんに言ってやった・・・。

 

胃がもたれる・・・。

たぶん五十路の胃袋にはフワフワ鰻は贅沢過ぎ。

でもね、贅沢は素敵!