ああ・・・、

否、

この場合の ああ は、嗚呼と書くべきでしょうな・・・。

 

嗚呼、コーポの女の人だ・・・。

 

僕ら五十路の福山雅治クラスのオジサンたちにとって、

最も好きな存在である「 コーポのオンナ 」の人からファンレターが届いた。

嗚呼、嬉しくてオジサンは涙腺が緩んじゃうな・・・。

 

なにしろ福山雅治でさえ、ラジオの中に「 コーポのオンナ 」というコーナーを開設し、お便りを募集していただろう?

僕なんかな、あえてお便りは募ってないのにお手紙が来るんだぜ、コーポの女の人から、な。

わっはっは、なんだかマシャに勝っちまって申し訳ない気分だ・・・。

 

コーポの女の人・・・。

そうよ、都心にお勤めする三十路の独身のOLさん・・・。

環七の外、環八の内側あたりの区の中にある なんとかコーポ に一人暮らし。

この東京で懸命に咲き続けている可憐な一輪の花・・・。

我々五十路の福山クラスのオジサンの心に一番グッとくるシチュエーションだ・・・。

あのね、コーポの後に続く101とか203って住所の部屋番号だけでオジサンなんかイチコロになっちゃう・・・。

がんばれがんばれって、ハグしてあげたいよ・・・。

 

「 このアクセサリーを着ける度に、とても心が癒されます。 」

ああ、否、嗚呼・・・、オジサンは目頭が熱くなっちゃう・・・。

な~んて可愛らしい感性を持った人なのだろうかと感嘆しちゃう・・・。

 

このオジサンは、増々仕事に邁進しちゃう・・・。

 

嗚呼、懸命に咲く一凛の花たちの心を満たす品物を作るぞ、今日も・・・。

 

にんげんだものっ!