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戸籍抄本が必要との事で、本籍地のある区役所まで赴いた。
年明けに息子が受ける国家試験のためにそれが必要だからなのだそうだ。
謄本と抄本を間違えないようにしなくちゃ。
本籍地の住所をオフクロに聞いて確認しなくちゃ、等々いろいろ大変だ。
なにしろな~、僕が巣鴨で暮らしていたのは3歳までだ。
記憶はほぼない・・・。
縁起の良い場所だからとそこを本籍にしている事が面倒な結果になっている。
果たして面倒なのは縁起が良いのかと50年前の若い我が両親に僕は言いたい。
すっかり郊外の市役所に慣れている僕は、区役所の規模の大きさにたじろぐ。
同じ都内でもこんなにも違うものなのか!と。
実際に住んでいるのは東久留米だと周囲の人に気付かれないようにしなくてはなるまい。
区役所のトイレの中の鏡で自分をチェックした。
よし、これならば大丈夫だろう・・・。
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令和を玲和と間違えたら大変だ。
とか、注意しながら申込書を書く。
ビヨヨヨヨンとゴムで繋がれたボールペンがいかにも役所っぽい。
番号札398番・・・。
一日に少なくとも398人もの人が区役所を訪れるのでありますな。
とか、そんな事を考えながら待つ。
番号を呼ばれ、書類を受け取る。
450円だった・・・。
ハイライトと同じ値段なので縁起良い・・・、
かもよ。