お母さんがナースで、現在昼夜を問わず医療の最前線にいる・・・、

その時に家で留守番をしている全ての子供たちに想いを馳せてみる・・・。

昔の我が家の子供たちの様子を思い出すと、

今のその状況の子供たちの不安だけれど凛とした表情をリアルに僕は想像出来る・・・。

 

がんばれよ、がんばれよ、

本当は がんばれ なんて言葉は君たちには一番残酷な言葉なのだけれど、

それでもそんな言葉しか君たちにかけられなくてゴメンよ・・・。

がんばれよ、がんばれよ、

君たちのお母さんは今、命を守る砦でがんばっています、

君たちのがんばりと君たちのお母さんのがんばりは、神さまがしっかり受け止めています。

 

そんな子供たちが地域で差別を受けているなんて聞くと、無性に悲しい・・・。

差別をする人ほどいつかは必ず情けない格好で命を守る砦にすがるのだから・・・。

 

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むかしむかし、

カミさんがナースに復帰したばかりの頃、

字を覚えたばかりの息子は居間のテーブルで何かを書いていた。

後ろからのぞき込むと、

丸に点々だけで描いた顔と、その横に「 まま 」とあった。

僕が見ている事に気付いた息子は慌てて、それをサッと隠した・・・。

 

その日の息子の姿は、

現在の、家で留守番をしているお母さんナースの全ての子供たちと同じだ・・・。

 

幼い心と小さな体で、懸命に何かを考えて学んでいる。

 

差別や偏見?

お願いだから彼らにこれ以上の重荷を背負わせないでおくれよ・・・。

 

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医療は今まで、

多くのナースの慈愛や責任感に依存して成り立っていたと言っても過言ではない。

世の中は、ようやくそれに気付いたところ・・・。

 

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神さまは、全てを見ている・・・。